まじめな「元ナンパ師」公務員山田崇さんと過ごした128時間in塩尻

塩尻で過ごした日々をつづったものです!塩尻に訪れるたびに更新する予定です!また、他ブログもやっているので、気が向いたら見てください(笑)http://myreadingmemoryandniigata.hatenablog.com/

第2部:心に響いた言葉集

第2部:心に響いた言葉集

 

今回の塩尻市役所へのインターン6日間を通して、多くの方と出会いました。

山田さんをはじめとする塩尻市役所職員の方々、同じ宿に宿泊していたソフトバンクの地方創生インターン「TURE TECH」の学生皆さんやメンターの方々、6日間泊まらせていただいた陽だまりの宿の方々本当にたくさんの方々と出会いました

塩尻市役所)

 

ソフトバンクの地方創生インターン「TURE TECH」の様子)

(6日間お世話になった陽だまりの家)

 

そんな6日間の中で、こころに響く言葉にもたくさん出会いました

僕はこの言葉たちに出会ってから、物事の考え方や見方が大きく変わりました。

また、何より1日1日が楽しくて仕方ありません!

 

箇条書きで1つ1つ挙げ、その言葉の下に少しだけ解説を入れようと思います

少し解説少し読みづらいかもしれませんが、お許しを(笑)

どれか一つでもみんなの心に響けば幸いです

 

「矛盾があっても、相反することがあっても、見つけられる共通解がある」

 これは山田さんと初日に行われた際に、言われた言葉です。

矛盾しているから解決できない、二つの事柄が相反しているから、取り組みができない。

これでは、何も挑戦できません。

ですが、目指す方向が同じであれば共通解があると山田さんはおっしゃっていました。例えば「公共」と「利益」です。自治体は「公共」という視点から、地方創生を行います。民間企業は「利益」をあげるという視点から、地方創生を行います。

 

一見、相反しています。しかし、地方創生をしたいという方向は同じです。つまり、「公共」かつ「利益」をあげられる地方創生はあるはずなのです。

 

社会に出れば、このような相反してる問題がたくさんあります。だからこそ、あきらめずに共通解を見つける挑戦をしたいですね !!

 

「あなたの声が街をつくる」

今回のインターン中、山田さんからお借りしていて本の言葉です。 シビックプライド都市のコミュニケーションをデザインする』宣伝会議Business Books (2008年)という本で、この本では海外の街づくりの成功例を取り上げいて、街づくりをとおしてどうシビックプライド(都市に対する市民の誇り)をつくり、深めるかが書いています。2015年には国内版も出版されました!

 

市民が持つシビックプライドという声を聴きとり街づくりに生かすか

これが地域の方々と一緒に街づくりをしていくかで大事な視点になってくると感じました

 

「施設を管理することだけでなく、そこからコーディネートし、どう発展させ、やりたいことを最大限できるようにすることが大切」

 この言葉は山田さんと同じ企画課の小野さんがおっしゃていた言葉です。塩尻には、「えんぱーく」という施設があり、図書館やフリースペース、会議室など様々な機能が一つの施設の中に集約されています。

(えんぱーくの中の写真)

 

6日間のインターン中、ほぼ毎日えんぱーくにいました。早朝から夜遅くまで、老若男女で非常にたくさんの方々が集まり、利用されていました。

「これだけ人が集まる施設ってすごいですね」とぼくが小野さんの伝えたところ、上記の言葉を言われました。

 

確かに地元にいるとき、奇抜の建物や大型ショッピング施設が建てられると、一時的に人は集まります。しかし、その後は人が集まらなくなり、撤去もしくは撤退するという状況を何度か目撃しています

 

人が集まるようになってから、どんな企画をおこなうのか、より活動しやすい環境にしていくかが大切ですね

 

「当事者になる」

 今回のインターン中、ソフトバンクさんのインターンTURE-TECHに同行させてもらうことが多かったですが、何度も何度も聞いた言葉ので、頭から離れません。

 

このインターンでは地方が抱える問題をICTという視点から解決し、市長に提案するという非常に熱いものがあります。

 (地元紙の記事にもなりました)

ソフトバンクの社員さんや自治体職員がTURE-TECHに参加している学生に一番強調していたのがこの言葉でした。例えば、農業問題であれば、農家目線で考えるということです。

塩尻のブドウです。ブドウを育てるのってすごい難しいのだそうです。)

 

この当事者としての意識がなければ、問題解決などできないなとインタ―ン中、常に感じていました。

 

「忙しいけどなんとかなるよ、大丈夫、死なないから」

 第1部で書いたように、山田さんはめちゃくちゃ多忙な方です。今回山田さんの右腕として、ほぼ一日を共にすごしてきたからどれほど多忙かを理解しています。ですが、山田さんは、多忙さと比例するほど元気が感じられます。

 

なんでかなと思ったので、山田さんに質問したところ、上記のような返事が返ってきました。まさかの精神論でした(笑)

(見てください、この満面な笑みの山田さんを。忙しさが全く感じられません)

 

しかし、人間そう簡単に死なないというのも分かります。その例がまさに山田さんですよね。「忙しさ」に必要以上に恐れる必要はないのかなと。「忙しさ」を「充実度」にしたら、言葉が悪いかもしれませんが、山田さんは超スーパーリア充になりますね(笑)こう思うとなんだか元気がでてきますね(笑)!

 

「目の前の人を好きになる」

 元ナンパ師であったなという一面が感じられる山田さんの言葉です。もちろん、深い意味がありますよ(笑)。

山田さんはよく「一人を救えなければ多くを救えない」とおっしゃっています。

 

 (TEDxSakuのスライドにて。ナンパする相手が目の前にいる隣のおじいちゃんに変わりましたね)

 

確かにそうですよね。一人を救えない政策をつくっても、それこそ多くを救うなんてできません。

だからこそ、目の前の人を好きになるんです。好きになってよく考えるんですよ、目の前の一人を。

 

好きになって、目の前の人をよく考えるから、その一人がやっと救えるんです。この一人を救った経験・成功例が多くを救うことにつながっていきます。

 

行政の強みは「仕組みを作れること」です。この一人を救った経験を仕組化できるのは行政だけなんです。この強みを生かすためにも、まずは「目の前の人を好きにな」らないといけませんね。

 

「公務員が元気なら、地域は絶対元気になる」

山田さんの講演や動画、山田さんを紹介しているHPでよく出てくる言葉です。例えば、塩尻市であれば地方公務員一人当たり122人の地域住民がいることになります(平成28年10月1日現在)

 

(このスライドにも書いてありますね)

 

これ頑張れば、122人の住民に一人一人会ってお話しするくらいできますよね(笑)

この数を見て、公務員に親近感がわくのは僕だけでしょうか? 

 

こんな近しい公務員一人が元気になるだけで、最大約120人元気になります。また元気になった人たちの周辺が元気になります。これが連鎖的に起こることによって、地域は元気になります。

 

「ひとりじゃ円陣組めません」

これは山田さんのTEDxで出てきた言葉です。言葉のままですが、どう考えても一人じゃ円陣は組めませんよね。でも、二人ならどうでしょう?円陣組めますよね。では、三人ならどうでしょう?二人の時より少し大きな円陣組めますよね。百人ならどうでしょうか?かなり大きい円陣を組むことができます。

 

(TEDxSakuにて円陣について話す山田さん)

 

この言葉の意味していることは「一人でできないことは、二人でできる。二人でできないことでも、三人ならできる。数が多くなるにつれて、より大きなことに挑戦することができる」です。助け合い・協力の大切さがここから読み取ることができます

 

なにか心に響いた言葉はあったでしょうか?

以上がこのインターンで心に響いた言葉たちです